まゆまつり2020②企画展「まゆまつり2020~稲武の養蚕~」始まりました
豊田市近代の産業とくらし発見館は、5月19日(火)から開館しました。
今日は、企画展「まゆまつり2020~稲武の養蚕~」を紹介します。
三河では古来より良い桑が育ち、その桑で育つカイコが作った繭からは、
赤引糸と呼ばれる最高品質の糸が取れました。
この赤引き糸から神御衣(神にささげる衣服)が織られてきました。
北設楽郡稲橋村(現豊田市稲武地区)の古橋源六郎暉皃・義真らの働きかけにより、明治15年(1882)から伊勢神宮への神御衣奉献が行われ、
現在でも豊田市稲武献糸会(一般財団法人古橋会)により続けられています。
今回の企画展では、稲武の養蚕を紹介します。
また、令和の大嘗祭の繒服(予備)も展示しています。
今日は少しだけ会場の様子を紹介します。
昭和・平成・令和の大嘗祭の繒服(にぎたえ/特別な絹織物)
(豊田市稲武献糸会蔵)
古来より養蚕が盛んだった三河について
伊勢神宮への神御衣奉献に関する資料
「大嘗祭繒服御料繭調進事務所」看板(中央/稲武郷土資料館蔵)
揚返し機(右/当館蔵・はじめて展示)
繒服の糸(左)と伊勢神宮への献上糸
(豊田市稲武献糸会蔵)など
古橋懐古館から借用した資料を中心に約25点を展示しております。
残念ながら企画展関連行事はすべて中止となりましたが、
企画展は無事にスタートすることができました。
7月5日(日)まで開催予定です。ぜひご覧ください。
(本展開催にあたり、資料提供等にご協力くださいました
古橋懐古館様はじめ関係各位に心より御礼申し上げます。)
by きょん

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